英語で「一応」「とりあえず」の表現10選【例文で使い方を徹底解説!】

「一応」の英語表現③完璧ではないけど・・・「簡単に、ざっと」

「君、段取りが良く分かっているね!」

「一応、工程表を確認してきたので・・・」

といった会話の場合の「一応」の表現です。①と似たような印象を受けますが、こちらは習熟度や理解度などの度合いではなく、行動に使った時間の短さの方に重きをおくニュアンスになっています。

・briefly

意味:簡単に、手短に

例文:I briefly ran through the documents before the meeting. (会議の前に、一応ざっと資料に目を通しておいた。)

“run through”という表現は「一応」と合わせて使われることが多いです。「流し読みする、要約する」といった意味で用いられます。

 

・quickly

意味:素早く、短時間で

例文:He quickly looked over his schedule. (彼は一応ざっとスケジュールを確認した。)

 

「一応」の英語表現④熟考はしてないけど・・・「とりあえず、差し当たっては」

「今度の進路調査票、志望校はどこにした?」

「うーん、一応○○大学にしたけれど、まだよく調べられていないんだ。」

といった会話の場合の「一応」の表現です。

・for now

意味:今のところ、差し当たり

例文:For now, let’s keep it like this.(一応このままにしておこう。)

 

・tentatively

意味:試しに、暫定的に

例文:The meeting is tentatively planned for March 3rd.(一応、会議は3月3日に予定されています。)

この”tentatively”は副詞ですが、形容詞”tentative”も同様の意味合いで使うことが出来ます。

例文:The tentative budget for 2018 has been decided.(2018年の予算は一応決定しました。)

“for now”はカジュアルに、”tentatively”はビジネスの場などでオフィシャルに用いられることが多いです。「仮に(暫定的に)決まっている」というのは仕事で非常によく使われる表現ですよね。

 

日本語独特の言葉「一応」を英語で言えるようになろう!

日本語の「一応」は、万能にいろいろな場面で使える便利な言葉です。自信の無さや謙遜、念押しなど裏にさまざまな想いを込めて使われる、まさに日本人の国民性の詰まった言葉だと言えるかもしれません。

それだけに、英語で全く同じニュアンスを出すのは難しいかもしれませんが、できる限りたくさんの表現方法を知って正確に自分の感覚を伝えたいですよね。

今回ご紹介したフレーズはどれもオーソドックスなものばかりで、ネイティブも英会話でよく使う表現が中心になっています。

難しい単語も少ないですので、ぜひさまざまなバリエーションを頭に入れておいてくださいね!

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投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。