ジブリ映画で英語勉強!?慣れ親しんだアニメから英語を学ぼう!

みなさんは宮崎駿監督のジブリ映画は好きですか?日本で生まれ育った方なら、幼いころからジブリ作品に触れて育った方が多いのではないでしょうか。

さて、ジブリ映画は実は欧米でも大変な人気を誇っています。英語に訳されたジブリ映画がどんな感じか知りたくありませんか?そこで今回は、ジブリ映画の英語版についてご紹介していきます。

 

①ジブリ映画の英語版タイトルをご紹介!

ジブリ映画の英語版について語るときまずお題になるのがタイトルについてです。作品を一言で言い表すタイトルは、英語表記でどのようになっているのでしょうか?さっそく見てみましょう。

天空の城ラピュタ=Castle in the Sky

となりのトトロ=My Neighbor Totoro

魔女の宅急便=Kiki’s Delivery Service

紅の豚=Porco Rosso

耳をすませば=Whisper of the Heart

千と千尋の神隠し=Spirited Away

猫の恩返し=The Cat Returns   etc

ずいぶん日本語より簡素なタイトルになっていたり、「なんだか意味が違うのでは?」と思うようなタイトルになっていたり・・・、こうして見てみるとなんだかおもしろいですね♪

「魔女の宅急便」が「キキの宅急便」になっているのは、英語で魔女を意味する”witch”という言葉に邪悪なイメージがもたれているというのが理由のようです。

確かに、ディズニー作品の白雪姫に出てくるWitch(魔女)は年老いたこわーい魔女でしたよね!

また、”Spirited Away”は「神隠し」という意味で、「千と千尋」の部分はカットされています。日本語では「千」という文字で、奇跡的に結ばれている二人の運命を予感させるようなタイトルになっているわけですが、英語では漢字を表現できないのでこのようになっているのでしょう。

「猫の恩返し」は「リターンズ」なんて言葉がついているのでなんだか洋画の続編のようなタイトルですが笑、「恩返し」という意味で”returns”が使われています。

 

②ジブリ映画の英語版セリフから勉強してみよう!

洋画や海外ドラマで英語を勉強する方法についていつもご紹介させていただいておりますが、もともと日本語で慣れ親しんでいるセリフが英語でどんな風に表現されているか確認するのも、とても良い勉強になります。

さっそく見ていきましょう♪

「となりのトトロ」のセリフを英語で

“I’m not scared at all!”(メイ、こわくないもん!)

→まっくろくろすけの話を聞いたメイが、強がって言うセリフですね。高い声で一生懸命主張するメイがとってもかわいらしいシーンです。

・at all:まったく

 

“Is anybody home?”(誰かいますか?)

→サツキとメイがカンタに傘を返しに行く場面ででてきますね。人の家を訪ねた時によく使う表現ですので、覚えておくと便利です。

 

「魔女の宅急便」のセリフを英語で

“Would you mind turning off that music?”(その音楽とめてくださらない?)

→魔女の修行のため生まれ育った町を飛び立ったキキに、同じく修行中の女の子が話しかけてきたときのセリフです。キキが大音量で流していたラジオに文句を言うんですよね。ちょっと気取った女の子のセリフなので、同年代に話しかけるには少し丁寧すぎる”would you mind~?”という文法が使われています。

 

“Without even thinking about it I used to be able to fly.”(わたし、前はなにも考えなくても飛べたの。)

→ある時キキの魔力が薄れてしまい、ジジの言葉がわからなくなったり空を飛べなくなったりとスランプに陥ります。そこで出たのがこのセリフです。文法の例文にいかにも使えそうな文章となっています。

・even:~さえ(ここでは「考えることさえしなくても空を飛べていた」という意味)

・used to~:かつては~だった

※”used to be~”は「~に慣れる」という意味でも用いますが、この文では”be”が”able to”にかかっていることに注意です。

投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。