英語でディスカッションする際の準備と使える英語フレーズ5選

みなさんは英語でディスカッションをしたことがありますか?

自分の考えをぶつけ合うディスカッションとなると、日本語でも緊張してしまいますが、英語だったらなおさらですよね。

そこで今回は、英語でディスカッションする際の準備と使えるフレーズについてご紹介します。

 

①英語ディスカッションの事前準備

自己紹介+αを考えておく

初めて会う相手とのディスカッションであれば、始めの自己紹介と一言あいさつをスムーズにできるかどうかで相手に与える印象が変わってきます。

自己紹介文はもちろんのこと、そのあとに続ける一言フレーズも考えておくとベターでしょう。

”How’s your business?”(お仕事はいかがですか?)

“When I arrived at the airport last night, I was surprised it was heavy rain. Is this common here?”(昨日の夜空港に到着した時、すごい雨で驚きました。こちらでは普通のことなのですか?)

などをさらっと言えると良いですね。

 

議題にまつわる英単語のメモを作っておく

議題に関連する英単語をできるだけたくさん書き出しておきましょう。

相手が意見を述べる際に登場するかもしれませんし、質疑応答の部分で自分も使うことになるかもしれません。

自分の意見を準備しておくのはもちろんですが、話題が広がった時に対応できるようにしておくのも大切です。

 

能動的な姿勢が大事!リラックスして臨む

日本人は自分の意見を強く主張するのが苦手ですが、外国人の方とのディスカッションではそんなことも言っていられません。

難しい英語を使う必要はありませんし、文法が間違っていたって相手に伝わりさえすれば問題ありません。

一番大切なのは能動的な姿勢です。「英語を間違えてもいいから、リラックスして会話に参加するぞ!」という気持ちで臨むようにしましょう。

 

②ディスカッションで使えるフレーズ集

I think~.(私は~だと思います。)

「え?こんなのでいいの?」と思うかもしれませんが、ディスカッションは相手の気持ちに配慮しながら自分の意見を述べる場ではなく、いかにダイレクトに分かりやすく意見を伝えられるかがとても大切です。

したがって、使うのは”I think~.”で十分。実際に欧米の方同士のディスカッションでもよく使われるフレーズです。映画「プラダを着た悪魔」のディスカッションシーンで、こちらのフレーズが登場していましたのでご紹介いたしましょう。ファッション誌のエディター達が、次号の企画についてディスカッションしているシーンです。

男性社員:Um, well, they’re showing a lot of florals right now, so I was thinking…(えー、今花柄が流行っているから、僕の考えとしては・・・)

女性社員:Florals? For spring? Groundbreaking.(花柄?春の号に?斬新だこと。)

男性社員:But we thought about shooting them in an industrial space. We thought the contrast between the feminity of the florals…(でも、工業地域での撮影を考えているんだ。花柄の持つ女性らしさとのコントラストを出せば・・・)

男性社員:And the more raw, rough-hewn background would create this wonderful tension between…(むき出しの粗い背景が、素晴らしい緊張感を作り出して・・・)

女性社員:No.(違うわね。)

→男性社員1人の意見のなかで、実に3回も”I think~.”の表現が登場していますね!ディスカッションは意見交換ですから、このようにダイレクトな表現でちょうどいいのです。

 

Now I say,~.(だから言わせていただくと、~。)

直訳すると「今私は言います、~。」となりますね。

前の文章で、議題に対する現状を語ったうえで、「ですから、私としてはこう言わせていただきたいのです。」と前置きして結論を述べます。

具体的な使い方について、海外ドラマ「フレンズ」の中で実際に使われているシーンを見ながら確認してみましょう。職場である博物館の中で、研究者と案内員が同じテーブルにつくことを許されないという理不尽について、ロスが問題提起するシーンです。

” Now, I look around this cafeteria, and you know what I see? I see division. Division between people with white coats and people in blue blazers. And I ask, myself, my God, WHY? Now I say, we shed these coats that separate us and get to know the people underneath. “

(こうして、カフェテリアを見回すと何が見える?僕には分裂が見える。白衣を着た研究員と青のブレザーを着た案内員の間の分裂だ。それで自問したんだ、「なぜだ?」ってね。言わせてもらうけど、僕たちこんな上着は脱いで、お互いのことをもっとよく知るべきだよ。)

→何となく使い方のニュアンスは分かったでしょうか?相手の注意を引きつけて、結論を述べるのにぴったりのフレーズですね。

 

I don’t mean to interrupt, but~.(お言葉ですが~)

目上の相手に対して自分の意見を述べたい時に使えるフレーズです。

直訳すると「お邪魔するつもりはないのですが・・・」となり、日本語の「お言葉ですが~」といったニュアンスを出すことが出来ます。

 

Pardon me.(もう一度よろしいでしょうか。)

相手の意見に対して、「どういうこと?」「もう一度言って」と言いたいときに使うフレーズです。

 

What you’re saying is~.(あなたが言おうとしているのは~ですね。)

相手の意見を自分なりに解釈して、それが正しいかどうかを確認するフレーズです。

以上3つが登場するディスカッションが、映画「プリティ・ブロンド2」の中に登場していましたのでご紹介しましょう。

法律事務所で働く主人公エルは、自分の昇進に関する会議で、ちょうどその頃問題視していた動物愛護に関する問題について提起します。本題に戻そうとする上司の弁護士たちとエルのやり取りがこちらです。

上司:Why don’t we get back to business…  and discuss your very bright future?(本題に戻って、あなたの明るい未来について話さない?)
エル:Pardon me, I don’t mean to interrupt…but I just– What you’re saying is… if C’est Magnifique follows the letter of the law…even if it ends up hurting living beings… we’re just doing our job?(ちょっと待ってください。お言葉ですが・・・今おっしゃったのは・・・、私たちは生き物が傷つけられるのを黙認して法に従う、ということですか?)

 

自信を持って、英語ディスカッションに参加しよう!

英語でディスカッションする際の準備とフレーズをご紹介してまいりました。

初めて英語ディスカッションに参加するときは緊張してしまうと思いますが、事前準備をしっかりして、積極的に発言するようにしましょう!

投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。