グラフのさまざまな英語表現集と説明方法【ビジネス英語】

仕事で何かデータを指し示す時は、ほぼ必ずグラフが登場しますよね。

数値を可視化することによって、言葉で伝えるよりもぐっと伝わりやすくなるグラフは、欧米のビジネスシーンでも頻繁に用いられています。

そこで今回は、グラフに関するさまざまな英語表現をご紹介してみたいと思います。英語でプレゼンする場合を想定したフレーズを中心にご紹介しますので、使ってみたいと思ったものはぜひ書き留めながら読み進めていってくださいね!

 

①いろいろなグラフの英語名称を確認しよう

一口に「グラフ」と言ってもいろいろな種類がありますよね。

初めにそれぞれの名称を確認しておきましょう!

・棒グラフ a bar graph

・円グラフ a pie chart

・点グラフ a point graph

・折れ線グラフ a line graph

 

②グラフの説明をするときに使える英語フレーズ集

続いて、実際にグラフを用いて説明するときに使える英語フレーズをご紹介してまいりましょう!

・ I’d like to show you~.(~をご覧に入れたいと思います。)

プレゼンの場を想定した一言です。[would like to~]の形で「~したい」を丁寧に表現していますね。

グラフを示して話を切り出したい時には、[you]の後ろに[the graph~(~のグラフ)]を入れれば完璧です。

このほか、[I’d like to explain~.(~についてご説明したいと思います。)]のように[show]を他の単語に置き換えればプレゼンのあらゆる場面で応用がききます。

 

・This shows~.(これは~を表しています。)

グラフが表す結果や事実を述べたい時に使うフレーズです。[shows]の後ろに[the results(結果)]や[the number(数字)]を入れればOKです。

さて、ここまでにご紹介した2つについて、類似の表現が映画「ケイト・レディが完璧な理由」に登場しています。主人公ケイトは投資会社で働くファンドマネージャーで、バリバリのキャリアウーマン。そんな彼女が一世一代のプレゼンを行うシーンでの一言です。

“I would like to start off with a few charts showing you the dividend base strategy we’ve devised. Which will show you~.”

(まずは私たちが考案した配当基本戦略が示されたいくつかのグラフをご覧に入れたいと思います。これが表すのは~)

→[start off with~]というのもプレゼンではよく出てくる表現ですね。「まずは~から始める」という意味のフレーズです。[I’d like to~(させていただきたいと思います)]と[show~(~を表す)]が効果的に使われていますね!

 

・The results are~.(結果は~。)

グラフを示したうえで、そこからわかる結果を述べたい時に使います。先ほどの[This shows~.]と同じような感じで使うことが出来ます。

さて、こちらの表現は映画「マイ・インターン」の中で登場しています。ファッション通販会社を経営する主人公ジュールズに、アシスタントが話しかけるシーンです。

ジュールズ:You’re hiring senior citizen interns?(あなた、シニアのインターンを雇ったって言うの?)

アシスタント:There’s been a ton of research on this, and the results are actually incredible.(これに関しては山ほどリサーチがされているんです。その結果は実際信じがたいほど素晴らしいんです。)

→結果を示す時に[actually]を添えるのも一つのテクニックですね。「驚くかもしれないけど、実はね~」「信じられないかもしれないけど、ほんとに~」という感じのニュアンスを出すことが出来ます。

 

・go up(上昇)/stay flat(横這い)/go down(低下)

折れ線グラフや棒グラフで過去のデータとの比較を行う場合は、変化を表す表現が必ず登場します。

基本的な表現である「上昇」「横這い」「低下」の言い表し方は、ここでしっかりと押さえておきましょう。

ちなみにこちらの表現は、海外ドラマ「フレンズ」でも登場しています。チャンドラーが勤める会社の会議シーンで、上司が好成績のグラフを見せながらチームの頑張りをねぎらうシーンです。

“So, in conclusion, the lines all go up, so I’m happy. Great job, team!!”

(さて結果として、グラフは全部上向きだ。つまり俺はハッピー。よくやった、チームのみんな!)

→グラフの結果を示したい時の表現方法として[This shows~.]や[The results are~.]をご紹介してきましたが、このように[in conclusion]を使う手もあるということを覚えておきましょうね。

また、このシーンでは折れ線グラフが使われている為、[the graph]ではなく[the line graph(折れ線グラフ)]の略で[the line]と表現されているのにも注目です。

 

効果的にグラフを使って、英語のプレゼンを成功させよう!

英語に苦手意識がある方にとって、目で見てすぐに理解してもらえるグラフを用いてプレゼンを行うのは非常に効果的なことです。

言葉でうまく説明できなくても、グラフは雄弁に調査結果を伝えてくれるツールです。

一方で、せっかくグラフを使うのなら最大限に活かせるような一言を添えて指し示したいですよね。今回は、プレゼンで使うことを想定した表現を中心にご紹介していますので、ぜひ丸ごと覚えて使ってみていただきたいと思います。

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投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。