「許す」は英語で何という?使い分けをしっかりチェックしよう!

・Do you want me to forget about it?(許してほしい?)

「私にそのことを忘れてほしいですか?」と聞くことで、”しかたがないなあ・・・許してあげる!”という気持ちを伝えることが出来ます。相手を傷つけてしまって許しを請うとき、英会話では「忘れてほしい」という表現をすることがよくあります。

海外ドラマSex and the Cityでは、浮気がばれて別れてしまったエイダンとヨリをもどしたキャリーが、過去の過ちを許してほしいと述べる場面でこんなセリフがあります。

“I know that you can’t forget what happened but I hope that you can forgive me.(あなたがあのことを忘れてくれるとは思ってないけど、どうか許してほしいの。)”

つまり最大の「許し」は、罪そのものを「忘れる」ということなんでしょうね。

 

・Allow me.(ちょっと私にやらせてください。)

直訳すると「私を許して」という重ための表現ですが、これは誰かが何かの動作に手こずっているのを見て「ちょっとそれ私に貸してみて。(私がやってみたらできるかも)」というニュアンスで使われます。

映画「ハリー・ポッターと秘密の部屋」では、突如現れた蛇を追い払うのにスネイプ先生が呪文を唱えようとしたところに、おっちょこちょいのロックハート先生が”Allow me, allow me!!”と生徒の群れを押し分けつつ駆け寄ってくるシーンがあります。当然ながらロックハート先生の呪文が効くはずもなく、逆上した蛇に襲われそうになるんですけどね笑

 

“let’s”だけじゃない!とっても使える使役動詞”let”

使役動詞と聞いてもピンとこないかもしれませんが、”let”と聞けばとりあえず”let’s~!(~しましょう)”を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?もともと”let’s”は”let us”の短縮形で「私たちに~させる」という意味ですが、この”us”を”me”に替えることで、コミュニケーションを円滑にするフレーズをいくつも作ることが出来ます。

“Let me pay.(おごらせて♪)”

“Let me speak.(ちょっと聞いてくれる?)”

“Let me handle this.(私に任せて!)”

もともと「許す」という意味の”let”ですが、このように簡単に日常会話で使えそうなフレーズを作ることが出来るんですね♪覚えておきましょう。

 

「許す」の英語表現、言葉のニュアンスと使い分けをチェックしよう

「~を許す」「~を許可する」と聞くと、一見固い表現で日常会話にはなかなか登場しないような感じがするかもしれませんが、ご紹介してきた通り意外と多くの頻出フレーズが、この「許す」の英単語を用いて作られています。

「許す、許可する」を表す英単語は数多くあり、場面や前後の文脈で使い分けをしていく必要がありますので、できるだけたくさんのフレーズに触れて使える表現を増やしていきましょう!

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投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。