オーストラリア英語の特徴4つと独特の言い回し例文

オーストラリアといえば、日本人から人気の高い留学先として知られていますよね。

学校によっては修学旅行先に選んでいるところもあるほど、治安や過ごしやすさの面で日本人向きの国だと言えます。また、オーストラリア人は大らかな国民性を持っていると言われており、留学生の受け入れにもとても前向きです。

さて、そんなオーストラリアですが、話されている英語にいくつか特徴があるということをご存知でしょうか?

ニコール・キッドマンやヒュー・ジャックマンなど、オーストラリア人の海外セレブもたくさんいますが、彼らは役作りの一つとしてアメリカ英語やイギリス英語をマスターして舞台に上がっている為、オーストラリア訛りのないオーソドックスな英語を話しています。そのため、私たちにとってオーストラリア英語に触れる機会というのは少ないんですよね。

そこで今回は、オーストラリア英語の特徴についていくつかご紹介してまいりたいと思います。

 

①オーストラリア訛りって?発音の特徴を押さえよう

“a”を「エイ」ではなく「アイ」と発音する

例)cake=カイク day=ダイ

これだけでも、文章の中で使われたら何と言っているかわからなくなってしまいそうですね!イギリスのコックニー訛りでも似たような発音の変化が見られます。

 

“r”で舌を丸めないで発音する

日本人の苦手な”r”の発音ですが、イギリスやオーストラリアではアメリカ英語ほど舌を丸めて発音することはありません。

しかしイギリス英語とオーストラリア英語でも微妙な違いがあり、例えば”water”と発音する場合、

・アメリカ=ウォーラーR(←舌を丸めて終わる)

・イギリス=ウォータァー(←口をパカッと開けるイメージ)

・オーストラリア=ウォートゥー(←舌は丸めないがウーと音をこもらせる感じ)

カタカナだと伝わりづらいかもしれませんが、こんなイメージになります。

 

“ca”は「キャ」ではなく「カ」になる

例)can=カン castle=カソゥ

アメリカ英語だと、語中の”a”は「ア」ではなく「ェア」のように発音しますが、イギリス・オーストラリアでは普通に「ア」と発音します。

これにより、”can”が「キャン」ではなく「カン」になるのです。

 

②オーストラリア英語特有の単語がある!

オーストラリア英語には、なんと特有の単語まで存在しています!「こんな単語知らない!見たことない!」とならないようにチェックしておきましょう。

オーストラリア英語 単語 意味
ambo ambulance 救急車
servo service station ガソリンスタンド
arvo afternoon 午後
barbie barbecue バーベキュー
aussie australia,australian オーストラリア、オーストラリアの
mossie mosquito
bottle-O bottle shop 酒屋
cuppa a cup of tea 1杯のお茶
ripper fantastic 素晴らしい
snag sausage ソーセージ
togs swim suit 水着
dunny toilet トイレ
yakka work 労働
tucker food 食べ物
bloke guy 男性
cheers thank you,see you ありがとう、またね
lolly candy キャンディー
yonks ages 長い間

驚くほどたくさんの表現がありますね!どれも元々の単語より短くなっていて、言いやすい表現になっています。

特に特徴的なのが、語尾に”-o”が付くものと”-ie”が付くものです。オーストラリア牛のことをオージービーフと呼ぶのもその一つ。

中には元の単語が全く読み取れない単語もありますので、ざっと頭に入れておくようにしましょう。

 

③知ってると早く仲良くなれる!?オーストラリア英語独特の慣用表現

投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。