語源から英語を覚えよう!効率重視でオススメの単語勉強方法とポイント

みなさんは英単語を覚えるとき、いつもどんな方法で覚えていますか?市販の単語帳と赤シートを使う方法、オリジナルの単語帳を作って覚える方法など、自分に合ったものを確立している方は良いのですが、「いまいち単語の暗記には自信がない・・・」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、「語源から英単語を覚える!」というテーマで筆者自身が実際に行っている単語の暗記法をご紹介したいと思います。

 

①語源から英単語を覚える方法とは?

語源から・・・と言われるといまいちピンとこないかもしれませんね。具体的には、単語をパーツ分解することで、丸暗記しなくても意味を推測できる力を付けていくということです。

例えば、”incredible”という単語があります。「信じられない」という意味の形容詞で、有名な映画に「Mr. incredible(ミスターインクレディブル)」があるのでなんとなく意味を知っている人が多いと思います。

さて、この単語はよく見ると3つのパーツに分解することができます。

“incredible”

=”in-”「~ではない(否定)」+“-credit-“「信用、信じる」+”-able”「~できる(可能)」

クレジットカードを想像すれば“-credit-“の意味にはなんとなく思い当たりますし、”be able to~”を思い出せば”-able”は可能を表すというのもわかると思います。ここで特に大切なのは、頭の”in-“で、ここに否定の意味があることを知っていれば単語の意味はすぐに分かります。「信じることができる(credit+able)」を否定するわけですから「信じられない」という意味になるんですね。

このように、英単語は主に接頭辞・語根・接尾辞に分類することが出来ます。”incredible”の場合だと、接頭辞が”in”・語根が”credit”・接尾辞”able”ということになります。

それでは、同じように”in-“から始まる他の英単語についていくつか見てみましょう。

“incapable”

=”in-“「~ではない(否定)」+”capable”「有能な、可能な」

=「能力の低い、できない」

今回は単語が2つのパーツに分かれていますね。この場合、”in”が接頭辞・”capable”が語根となります。単語の意味の核を担う部分が語根になるんですね。

“incorrect”

=”in-“「~ではない(否定)」+”correct”「正しい」

=「間違いの」

“ineffective”

=”in-“「~ではない(否定)」+”effective”「効果的な」

=「効果的でない、無効な」

いかがでしょうか。いかにも混同してしまいそうな”in-“からはじまる複数の単語について、分解しながら覚えることですっきり整理しながら頭に入れることが出来ますね!1つの単語を覚えるのに時間をかけているように見えて、実は一気に複数の単語を覚えられているという、効率アップにぴったりの方法となっています。

 

②実際の学習法について ~紙の辞書を使ってみませんか?~

先ほどのように「接頭辞”in”を使う単語はこんなにあるんだよ」と教えられれば、「なるほど、覚えやすい!」と思うかもしれませんが、いざ机に向かって”語源で英単語を覚えてみよう!”と意気込んでも何から始めればいいかわからないですよね。

そこでおすすめしたいのが、紙の英和辞典を使うことです。

英語学習には欠かせない辞書ですが、最近は電子辞書やアプリもありますし、ネットの検索エンジンを使っているという方もいらっしゃるでしょう。何と言っても紙の辞書は持ち運びが不便なのが難点ですよね。ところが、以下のようなメリットもあります。

投稿者プロフィール

Midori
Midori
高校時代にイギリス留学、大学~社会人時代に2度のNY滞在を経験。大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。
現在のTOEICスコア875点(リスニング満点)。英会話講師として勤務する傍ら、海外ドラマや洋画を用いた英語学習法に関する記事を多数執筆。